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アタリなし暗黒の1週間を乗り越えて。豊洲の運河でクロダイ釣り日記 2025/9/29

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ここ数年、運河の壁際や橋脚にクロダイがいるのが気になっていました。【豊洲 クロダイ】で検索すると、豊洲近辺の運河はメジャーなクロダイ釣り場になっているではないですか。自宅から歩いて行ける運河で釣れるならやるしかない!ということで、クロダイ釣りの記録を残していくことにしました。

夏のパターン終了。アタリすらない暗黒の1週間。

9/22の週から気温がグッと下がり、秋めいてきました。それと時を同じくして、水の濁りがサーっと消えてしまいました。大雨は降っていないので、雨の後の水潮というわけではありません。秋になって水温が下がると、微生物の量が減り、濁りがとれてしまうのですね。常連のおじさん曰く、今年は濁りがとれるのが例年より一カ月ほど早いとのこと。濁りがとれると、いつも行っている小さな運河は、いたるところ見えチヌばかり。で、釣れない。人間からクロダイが見えるということは、クロダイからも人間が見えるわけで、警戒心の強いクロダイを釣るのは難しくなります。夏の間は、濁りのおかげで、すぐ近くにいるクロダイに気づかれずに釣りができたということなんですね。

さて困りました。とりあえずエサを変えました。夏はカラス貝ですが、秋以降はカニかフジツボということで、パワークラブ黒鯛メロメロフジツボを試しますが、釣れないどころか、アタリすらない。水中から見えないように岸壁から頭や腕がはみ出さないようにしたり、足音を立てないようにそーっと歩いたりしましたが、状況は変わらず。まだカラス貝いけるのかと思って黒鯛メロメロカラス貝に戻してもアタリなし。これはヘチ釣りの限界なのか?秋冬はチニングに変更しなければいけないのか?とか色々考えましたが、一つ思い当たることがありました。

水深があって、オーバーハングがある所はどうだろう。

いつも行っている小さな運河は、水深が満潮時で3メートルほどと浅く、カメラを沈めて確認したわけではありませんが、おそらく水中にオーバーハングはない構造です。つまり濁りがとれて水がスケスケだと、水中のクロダイから陸上の人間が見えやすく、クロダイの警戒心が高い状態でキープされてしまっている。もっと水深があり、しかも水中にオーバーハングがある所であれば、状況はかなり変わってくるのではないか。そのオーバーハングの中に潜んで、上から落ちてくるエサを待っているクロダイがたくさんいるはず。そこからは陸上の人間は見えないので、警戒心も高くないはず。このあたりで水深がありオーバーハングがある場所といえば、あそこだ。

豊洲ぐるり公園へ。

豊洲ぐるり公園は、この辺りではナンバーワンのメジャースポットです。クロダイの魚影は濃いらしいのですが、釣り人が多くプレッシャーが高いのと、家から歩いて行ける距離ではないので、普段はまったく行かないのですが、一週間のアタリなしボウズでクロダイに飢えていた僕は、自転車に乗って豊洲ぐるり公園に向かったのでした。午後の打ち合わせが終わり、日没まで1時間の一本勝負。釣り場について水を見ると、ん?ちょっと濁ってるぞ。そうか、場所によって濁りの状態に差があるのだな。しかもボラがたくさん跳ねている。生命反応旺盛。これは期待できるぞ。

上げ5分を超えたあたりで。

今日は小潮。14:10の干潮から19:59の満潮まで、ゆるやかに上げていく感じ。そのちょうど真ん中くらいに釣りスタート。フジツボ好きのクロダイは消しゴムや猫の餌でも釣れると言いますが、とはいえ濁りが弱くなる季節は見た目はなるべくリアルな方が見破られないはずだと思い、エサは黒鯛メロメロフジツボです。殻がリアル(本物?)なので見た目はOK。食い込みもいいはず。ここは足元の2.5メートルくらい下からオーバーハングになっているらしいので、3メートルほどラインを出し、静かに歩きながら下げては上げるを繰り返していると、上げ5分を超えたあたりで来ました。

タナは3メートルほどだったと思います。ラインいっぱい落とし切ってから上げようとすると、グッと押さえつけるようなアタリ。合わせると、久しぶりのギュンギュンです。これだ!これのために一週間、俺は試行錯誤を続けてきたのだ!上がってきたのは35センチの模様の美しいクロダイでした。秋は水深&オーバーハング&フジツボ。このパターンが通用するかどうか、明日以降も時間を見つけて豊洲ぐるり公園に通ってみたいと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

タックルは、あまりお金をかけない感じでやってます。

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