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台風後の運河は、死の河だった。豊洲の運河でクロダイ釣り日記 2025/9/6-7

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ここ数年、運河をのぞき込むと、壁際とか橋脚の影にクロダイがたくさん付いているのが気になっていました。【豊洲 クロダイ】で検索すると、なんと豊洲近辺の運河はメジャーなクロダイ釣り場になっているではないですか。自宅から歩いていける運河でクロダイが釣れるのであればやるしかない!ということで、クロダイ釣りの記録を残していくことにしました。

台風一過の9/6と9/7

9/6と9/7はいずれも大潮。台風の後はクロダイが爆釣するいう話はよく聞いていたのですが、僕のホームグラウンドの豊洲の運河は違いました。台風の翌日である9/6は、たくさんのハゼが水面でパクパクしていました。底魚のハゼが水面まで上がってパクパクしているというのは、酸欠です。運河の水の溶存酸素量が劇的に下がっていることを意味しています。いわゆる苦潮(にがしお)というやつ。魚たちの命の危機。釣りどころではない。なんとかしてあげたいけど、どうにもしてあげられない。みんななんとか生き延びてくれと思いつつ、9/6は早々に納竿。

9/7の早朝。状況が改善していることを祈って運河へ。するとおびただしい数の魚の死骸が浮いています。一番多いのはハゼ。次にコノシロと小さなスズキ。たまにカマス。そしてときおり、大型のクロダイやスズキの死骸も浮いていました。いつも釣りをしている運河が、腐敗臭漂う死の河に。移動能力の低いハゼが死んでしまうのはある程度想定していましたが、泳力の高いクロダイやスズキまで死んでしまっていることに驚きました。おそらく広大なエリアが酸欠状態になり、酸素がある海に脱出できなかったクロダイやスズキまで犠牲になってしまったのでしょう。運河という人工河川の厳しさを目の当たりにしたのでした。

水面全部が魚の死骸、という場所もありましたが、ビジュアル的に厳しいので自粛。

ところで、なぜ酸欠になるの?

台風で大雨が降る。運河に大量の水が流れ込む。ということは、同時に大量の酸素も流入するのでは?という素人考えを持っていた私です。Chat GPTに聞いてみました。「台風などの大雨の後、運河が酸欠になるのはなぜ?」

Chat GPTによると、理由は2つ。

①激流によって、底に溜まっていたヘドロや有機物がかき混ぜられ、水中へ。それを微生物が分解する際に水中の酸素を大量に消費するため、酸欠状態になる。

②大量の雨水は、大量の有機物(地上のゴミや生活排水など)を道連れに運河に流れ込む。それを微生物が分解する際に水中の酸素を大量に消費するため、酸欠状態になる。

なるほど。「水中の有機物が激増する→それを栄養源にする微生物の活動が激増する→微生物によって水中の酸素が吸い尽くされてしまう→酸欠になる」ということなんですね。

9/7の夕方、ボラの群れが帰ってきた。

定点観測のために、9/7の夕方も運河を見てきました。すると、魚の死骸はあるにはあるが、その数はかなり少なくなっていました。そしてボラの群れが元気に泳いでおり、太陽の光に反射してギラッギラッと輝いていました。いつもはなんとも思わないどころか「なんだボラか」と残念に思うボラですが、死臭漂う運河に生命の息吹を吹き込んでくれる使者に見えました。おかえりボラ。ハゼたちはかなり死んでしまったと思うけど、生き残った生命力の強いハゼがいるはずなので、そこからまた増えていってくれることを期待しつつ、クロダイたちの帰還も楽しみにしています。明日以降、運河の状態が回復してくれることを祈ります。

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