みなさん、新NISAの調子はいかがですか?多くの方がeMAXIS Slim全世界株式かeMAXIS Slim米国株式(S&P500)を買っていて、株高の恩恵を享受されていることと思います。かくいう僕も新NISAでの投資を実践中ですが、投資を始めたのは、新NISAが始まる半年ほど前の2023年5月でした。50歳のときです。これまでの人生において、ほぼ後悔しない決断をしてきた自負がある僕ですが、「50歳まで投資をしてこなかった」ことについては、ものすごく後悔しています。唯一といっていいくらいの後悔です。20,30代のみなさんには、僕と同じ後悔をしていただきたくない。その想いから、恥を忍んで書いていこうと思います。
投資って、ギャンブルでしょ!
「投資はギャンブル」という概念が、いつ頃から自分の中に形成されていったのか?がんばって思い出そうとしてみたのですが、残念ながら思い出せませんでした。今となっては想像するしかないのですが、「株で儲けた」とか「株でしくじった」とか、断片的な情報を耳にするうちに、いつしか株はギャンブルであり、競馬やパチンコと同類のものとして自分の中にカテゴライズされてしまったのかもしれません。「一度ハマると人生を棒に振ってしまうヤバいもの」「絶対に手を出してはいけないもの」「自分が汗水垂らして働いてもらった給料を、ギャンブルで減らすなんてもってのほか」「ギャンブルは胴元が儲かるようにできているんだし」「お金が増えることよりも、お金が減らないことの方が、僕にとっては重要です」「ということで、投資とか絶対無理」そんな意識でずっと生きてきました。50歳まで。思い込みが激しすぎるというか、自分の判断に自信をもちすぎです。今だからわかるのですが、とんでもないアホでした。
自ら情報弱者になっていた。
NISAについては、テレビCMや銀行のポスターやネットのバナー広告で数え切れないくらいのアプローチを受けていたと思うのですが、すべて完璧にシャットダウンしていました。「これは国民の預金を切り崩そうとする悪の誘いだ!」と、割と本気で思っていました。もう一つ、勤めている会社で数年前から確定拠出年金が始まっていたのですが、「大事な年金をギャンブルに使うことなど許されない!」と、割と本気で思っていて、「増える可能性があるってことは、減る可能性があるってこと!」「海外株式ほど怖いものはない!」「増えなくていいから限りなくリスクゼロのやつがいい!」ということで、ほぼゼロリスクの商品を購入して運用していました。何かを盲信すると、それに反する情報が一切入ってこなくなる。結果として情報弱者になってしまう。ということを身をもって体験してきたのでした。
救世主あらわる。
会社の後輩と飲みにいったときのことです。細かい経緯は覚えていないのですが、投資の話になりまして。僕は「投資はやってない。だってギャンブルだから」「自分が稼いだお金をギャンブルに注ぎ込むバカがいるか」「お金は増えなくていいので減らしたくない」「だから銀行の普通預金に入れている」と自説をぶったところ、「それは情報弱者のやることですよ」と一刀両断されました(笑)。そして「新NISAがいかに神改正か」「歴史上、アメリカ株がいかに上がってきているか」「日本の銀行に預金しているのは、ダメな金融商品に投資しているってこと」「YouTube送るので見てください」など、あれこれ言ってくれたんです。もともと信頼していた後輩のいうことなので、帰宅してから送ってくれたYouTubeを何本か見てみました。衝撃を受けました。その日、投資はギャンブルであるという洗脳が解けたのでした。50歳。2023年の3月頃だったと思います。(つづく)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。あなたの人生にとって少しでもプラスになる情報をお届けできたらうれしいです。ではまた。