筋トレのためにジムに通って20年ほど。振り返れば、ジムに行って後悔したことがないことに気づきました。映画を観に行って後悔したことはある。飲み会に行って後悔したことはある。しかし、ジムに行って後悔したことは、おそらくただの一度もありません。ジムに行かずに後悔したことは何度もあるが、ジムに行って後悔したことがない。ジムは、ただ体を動かすための場所なのか?筋トレは、ただ筋肉を増やすための行為なのか?そうではない、というお話です。
体を疲れさせると、心の疲れがとれる。
突然ですが、疲れには2種類あると思っています。体の疲れと、心の疲れ。そして僕の場合、ジムで体を疲れさせると、心の疲れが取れます。体をいじめればいじめるほど、仕事で疲れていた心がシャキッと元気になることは経験的にわかっていました。今日は気分が乗らないからジムに行くのやめようかな。そんな時こそ自分で自分を鼓舞しながらジムに行って筋トレすると、気分スッキリ、来てよかった!となる。これについては、共感していただける方も多いのではないでしょうか。でも、その理由をご存知でしたか?身体に負荷をかけると、精神的な疲れが取れる。そこには科学的な理由があることがわかっています。
理由は、脳内ホルモン。
筋トレをすると、様々なホルモンが分泌されることがわかっています。具体的にはドーパミン、セロトニン、テストステロン、ノルアドレナリンなど。それらの働きは、ざっくり以下のとおりです。
・ドーパミン:快楽物質とも呼ばれる。うれしい出来事を期待しているときや、何かを達成したときに分泌され、人はその快楽をまた味わいたいと思い、同じ行動を繰り返すようになると言われている。逆に、強い苦痛を感じたときにも分泌され、脳内麻酔として苦痛を和らげてくれることもある。
・セロトニン:3大神経伝達物質のひとつで「幸せホルモン」と呼ばれる。精神を安定させ、頭の回転を早めるなどの働きがある。睡眠の質を高めるメラトニンというホルモンをつくる材料にもなる。日光を浴びることで分泌されるが、日常的に受けるストレスによって分泌量が低下し働きが弱まる。
・テストステロン:筋肉をつくったり、骨格をたくましくしたりする、代表的な男性ホルモン。闘争心を高めたり、やる気を増加させたり、集中力を高めるなど、メンタルにも影響をおよぼす。10〜20代をピークに少しずつ減少していく。
・ノルアドレナリン:3大神経伝達物質のひとつ。交感神経を刺激し、心拍数を上昇させたり血管を拡張させたり、集中力や思考力を働かせるために必要なホルモン。脂肪を分解させたり、セロトニン分泌を促す働きもある。
コロナでジムが閉まってたとき、ヤバかった。
新型コロナウイルスの感染者が急増し、緊急事態宣言が出ていた頃。僕は鬱の一歩手前まで行っていました。どうしてこんなに気分が晴れないんだろう、気分が落ち込むんだろう、何もやる気がしないんだろう。仲間と飲み会ができていないからかと思い、リモート飲みをしてみても、ダメ。気分転換ができていないからだと思い、散歩をしたり、ドライブをしてみても、少し気分が好転するも、ダメ。かなりもがき苦しんでいたように思います。そんなときふと「これってジムに行けてないからではないか?」「筋トレしてないからではないか?」と思い、【筋トレ メンタル】などで検索して調べるうちに、脳内ホルモンのことを知ったのでした。コロナは自分にとって大きな試練でしたが、筋トレと脳内ホルモンの関係に気づくきっかけとなる出来事でした。
心と体の両方に効く。それが筋トレ。
筋トレは、体を鍛える行為にあらず。筋トレは、心と体、つまり自分の全部を鍛える行為です。心身ともに健康な状態で生きていくために、これほどコスパ・タイパのいいお金と時間の使い方は、そうないのではないでしょうか。ちなみに、筋トレをすると当たり前ですが体が疲れるので、その日の夜はよく眠れます。よく眠れるから、体の疲れもとれるし、心の疲れもとれる。最近眠りが浅くて寝ても疲れがとれないなぁ。そんな方には、筋トレをおすすめします。僕はこれからも最低週一はジムに通って筋トレしたいと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました。あなたの人生にとって少しでもプラスになる情報をお届けできたらうれしいです。ではまた。
